カゲロウ酔夢譚

大好きなフライフィッシング、永い付き合いのジャズ、そして気まぐれな旅や愛してやまないお酒の話など、今日もほろ酔い気分で独り言
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台湾に行ってきた(その1)−撮っちゃいけない写真ー
今年3月、僕は初めて台湾に出かけた。きっかけは、日経新聞で台北の故宮博物院が改装を終わり、記念の特別展示を3月いっぱいまで開いているという記事を読んだからだ。

そもそも僕が中国の宝物に興味をもつきっかけとなったのは、1981年に東京で「中山王国文物展」という催しがあり、たまたま顔を出した僕は出品されていた宝物の精緻な美しさに単純に驚き感動したという経験だった。中山王国というのは今から2300年ほど前の、中国戦国時代に、今の河北省あたりで栄えた国であるらしい。出品されていた宝物は、この国の王墓から出土したもの約150点だった。

下の写真は、その時の出品物の解説書の表紙で、青銅で作られた屏風の台座であるらしい。獰猛な虎に咥えられ、必死でもがく小鹿がとてもリアルだ。


そんな経験をした僕は、今から約15年前中国を訪ねる機会があり、当然のこととして北京の紫禁城(故宮)をたずねた。壮大な敷地と華麗な建物には大いに目を奪われたものだが、収容されている宝物はその多くが蒋介石により台湾に持ち出されているとのことで、大いにがっかりしたものだった。このときから台湾の故宮博物院に行くことは、僕の人生における大きな目標となってしまったのだ。

というわけで、僕は3月18日成田からチャイナエアラインで念願の台北に向かった。以前中国に行ったときに乗った国内線では、生暖かい缶ビールと目の前を飛ぶハエ(ほんとうです)、それに全く愛想という言葉を知らないスチュアデスに閉口したものだが、今のキャビンアテンダントは違ったね。サービス精神はあるし、食事アルコール類もなかなかグッド。

台北に到着した翌日から、二日間をかけて故宮博物院を見学したのだけれど、まず驚いたのはモダンな設備とその展示スペースの広さとそれを埋め尽くす人の多さだった。中国系の人がほとんどなのだけれど、日本人韓国人欧米人それに地元の子供たちの団体客がすごい。各自メモ帳を手にし、先生と思われる人の後をペチャクチャ・ぞろぞろ。何とかペースをずらせて見学しようとすると、今度は中国系の団体客を引率したガイドの大きな声と見学者の喧騒。正直おじさん疲れました。

しかしさすがに展示されている物はすばらしかった。数、種類は圧倒的。芸術的素養や歴史背景などに詳しいわけでもないし、審美眼を持つわけでもない僕は、ただひたすら首から日本語による解説をしてくれる再生機をかけ、できるだけ丁寧に見学して回った。

しかし事件勃発。実は僕は正直に言うけど、初めての故宮博物院に大いに盛り上がっていた僕は、カメラによる撮影禁止という注意事項を見落としていたのよ。そして周りに撮影している人もいたので、最初のうち何箇所かでデジカメのシャッターを押していたわけ。ある大きな仏像の前でカメラを構えていたときに、1人の女性が僕に向かって「写真だめです。」と中国なまりの日本語で注意したのです。一瞬僕はまさに「え?」という状態であったが、その次には明らかに「俺は怒っているぞ。」という顔をした数人の中国人男性に囲まれていた。こういう状況のときに僕は、目からバキバキ光線を発射して「ナンダコノヤロー。」とすごんで見せることがとるべき正しい態度であるとは判断できなかったので、訳の分からないニマニマ顔でそごすごとデジカメをバックにしまったのだ。

というわけで、下の写真は「撮っちゃいけない写真」なのです。このブログを見た中国の官憲が僕を逮捕し、哀れ阿仁多は極刑に処されるかもしれません。「ダジュゲデェー。」

たくさんの見事な青磁の器が、両サイドから見学できるように展示されています。展示ケースの床は鏡になっていて、器の底も見ることができます。
本を抱えてぶらり旅 | 08:58 | comments(0) | trackbacks(1)
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チャイナエアラインチャイナエアライン(China Airlines)は、中華民国(台湾)の航空会社。現地名「中華航空公司」(略して華航とも呼ばれる)。日本では、以前は「中華航空」とされていたが、現在では「チャイナエアライン」。ただし現在でも、通称として中華航空と呼
| 台湾のポイント教えます。 | 2007/08/17 5:57 AM |


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